天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

結婚カンタータBWV202

リヒター有名カンタータ集の最後の曲は結婚カンタータBWV202。有名でない方の結婚カンタータBWV210は先日、予習→ライブしたが有名な方BWV202は聴いてみたら耳に覚えが全くなかった。

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山野に春が到来し、ギリシャ神話の神々が恋人達を結婚に誘う台本となっている。登場人物の相克や調和といった劇的なストーリー展開はなく、同じ舞台で起きた出来事を時系列で追いながら、前半は神々の力による愛の成就、後半は結婚後の将来に対する教訓を展開している。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/しりぞけ、もの悲しき影
という概要で世俗カンタータだからキリスト讃歌、死の不安などの抹香臭が全くない。アホ臭いキリスト讃歌などといつも言ってるくせにこのように抹香臭が全くないと物足りない、面白くない。
そこでYouTube←コープマンの演奏を見た。
https://youtu.be/H8WT59y1j74
ライブ気分を楽しめるし、最前列で首を振ってリズムを取る女性2人の様子も面白い。通奏低音チェロの頑張りも観察できるし音楽ことにバッハは眼でも楽しむべしと実感した。