天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

新藤兼人「生きたい」

大竹しのぶ×三國連太郎がなかなかの面白さなれど終盤がっくり。娘が父への愛を再認識なるエンディングはなんとも陳腐、残念。新藤兼人の老人ホーム=姥捨なる構図が悲しい。音楽 林光

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午後の遺言状」の新藤兼人が、姥捨て山伝説と現代の高齢化社会における老人がおかれた現状を交錯させユーモラスなタッチで描いた“老い”がテーマの社会派人間ドラマ。主演に三國連太郎。70歳の安吉は、妻に先立たれ、40歳になる嫁ぎ遅れの長女・徳子と暮らしている。長男、次女は家を捨てたも同然で別居しており、躁鬱病の徳子だけが父の世話をしている。徳子は自分が婚期を逃したのも病気になったのも父のせいと言ってはばからない。

https://movies.yahoo.co.jp/movie/生きたい/161643/