ローマ法皇の休日
エンディングが納得いかないという評があるが、カトリック批判だと読めばあの結末が理解できる。信仰は個人と神の関係、組織などは不要。以下、参考記事からコピペ。
これは壮大な風刺劇以外の何ものでもない。まずはキリスト教をからかう。その総本山とも言うべきバチカンの内部で、枢機卿たちがどんなに普通の人々と同じかをユーモアたっぷりに見せてくれる。法王選挙中は外部との関係を一切絶ち、携帯電話も没収されているのに、メルヴィルの躊躇で長引きそうになると、外にコーヒーを飲みに行きたいだの、カラヴァッジョ展を見たいだのと口々に言う。そもそも誰も法王などになろうとは思っていないのだ。規則に縛られたバチカンは、時間が止まったように全くの無力である。体裁だけを取り繕う報道官。
http://webronza.asahi.com/culture/articles/2012072000010.html