天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

ロザリオソナタ

今週の古楽の楽しみは再放送→ビーバーのロザリオソナタ。初回放送で初めて知った音楽だが、言わばバイオリンによる受難曲。先月の阪大ワンコインで最後の曲、パッサカリアをライブで聴いたが、再放送で全曲、また、Spotifyでポッジヤーを見つけてあるので時々は聴こう。

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17世紀のドイツは音楽的にはまだ立ち遅れた国で、作曲家たちは隣国の先進国、イタリアの音楽技法を積極的に採り入れることで、独自の音楽を創作していこうとしていました。ビーバーもそんな作曲家の中の一人でしたが、彼はオーストリア最高のヴァイオリニストと称されていたシュメルツァーと親交があり、彼に作曲技法を学んだといわれています。当時のビーバーはヴァイオリンのヴィルトオーソとしても知られ、その作品は「スコラトゥーダ(変則調弦)」ー本来の調弦とは異なる調弦でヴァイオリンを演奏する奏法ーを多用した独自のドイツ色溢れるものですが、彼の音楽の源はジプシー音楽であると考えられています。
https://blogs.yahoo.co.jp/maskball2002/59920625.html?__ysp=44Ot44K244Oq44KqIOOCveODiuOCvyDjgbPjg7zjgbDjg7w=

ところで映画「提督の戦艦」に信仰・希望・愛がキリスト教の三点セットなる台詞があって記憶に沁みついた。キリスト教信仰は持てないが、希望・愛をどんな状況でも保ち続ける手段としての信仰なら納得できるかも。

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