天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

ショスタコ 前奏曲とフーガ

エライものを聴き始めてしまった。24の前奏曲と間違えて軽い気持ちで着手したら前奏曲とフーガだった。しかもショスタコの俺の好きなロマンチックなメロディーも機知も皮肉もない。乾いた無機質な音楽、全曲3時間近い。
当然に寝落ち、まだ続いている。これは腰を据えてきちんと調性も押さえてじっくり聴き直そう。我慢する必要はなんにもないけど多少の根気と覚悟は要する。あ、音楽的想像力も。演奏はアシュケナージ

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以下は参考記事。
24の前奏曲とフーガ」は、全体的にシンプルな旋律と和声。曲の配列に特徴があり、バッハの場合は、主音を半音ずつ上げて配列(C-c,C#-c#,D・・・etc)しているが、ショスタコーヴィチ平行調からシャープを増やして並べていく(C-a,G-e,D・・・etc)。
ショスタコーヴィチのトレードマークのようなシニカルさや屈折した諧謔、表層と深層の間で葛藤するような分裂的なところは希薄。
旋律や和声は単純だが美しく、調性を変えていくごとに曲想がかわっていく。バッハの平均律のような主題のわかりやすさがあまりなく、ずっと内省的な曲想が多い。
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