天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

音楽に意味はあるか

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このところ毎日、モザイクQでモーツァルトを聴いていたのだが、昨日の19番ハ長調KV465不協和音でハイドンセット終了。まだ残り4曲あるではないかと律儀真面目な俺はSpotify検索→ハーゲンQの全集7枚組を見つけた。


弦四だけではなくアイネクライネやディヴェルティメントなども入っている、一生モンだなあこれは。内田光子のPソナタ全集、協奏曲全集と並べてモーツァルトを一生楽しめる。
そこで今朝はハーゲンQ弦四20番ニ長調KV499ホフマイスターハイドンセットとプロシャ王セットとの間に挟まれた一曲。不協和音ほどの名曲ではないので聞き応え劣るも音の遊戯を楽しめる。昨日、不協和音を聴いてて思ったのだが、モーツァルトを聴く楽しみは感情表現ではない。モーツァルトには感情を聞き取るのではなく、なにかしらの音の秩序→音の自律的造形→更には音の遊戯を楽しむのだろうなあ。

音楽に意味も感情もない、あるのは遊戯のみ。如何であろうか、スラットキンさん←俺のだいぶ以前のツイートを参考まで。

 

GM2復活に感激してオケスコアをろくに読めないのにスラットキンに教えを乞い遂には指揮するようになった実業家がいるそうな。スラットキン曰くバーンスタインマーラーも音楽は感情そのもの。我が感情を他人に共有して貰うのが音楽。俺も同根か。
https://twitter.com/doyoubi/status/748237320696934404