天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

思想=悲しみ

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今朝もバッハ→モーツァルト@パターン。バッハはペライアフランス組曲2番ハ短調BWV813、モーツァルト弦楽四重奏曲15番ニ短調KV421モザイクQ。

ペライアはグールドと違ってクセがない、純粋。この人のバッハを聴き込んでみようとまずはフランス組曲
モザイクQは最近テレビで見てガット弦、渋そうと思いSpotify探したら14番からの全集発見。ガット弦とスティール弦の違いを聞き分ける鋭敏な耳ではないけれど。

で、感想だが、バッハよりモーツァルトのスケールの大きさを感じてしまった。モーツァルトの弦四、きちんと聴いたことがあまりなかった、この曲も聞き覚えはあるが調性、番号を意識して聴くのは初めて多分。

ベートーベンには自己主張あり、バッハモーツァルトには自己主張なしと最近、言っているのだが、このKV421には思想がある。悲しみという思想がある。それが何を意味しているか、言葉は不要。モーツァルトは音楽で伝えたかった思いがあると感じた次第。これ以上言葉で伝えるのは面倒だからこの名曲のYouTubeリンクを貼っておく。
https://youtu.be/WI3VdZK68K0

ではバッハの音楽には思想はないのか→そんなことはない、ルター派信仰という思想があるし、彼の世俗曲にも神の栄光なるバックボーンを感じる。これに対してモーツァルトの音楽の思想=悲しみは神に寄りかかっているようなものではなさそうだ。

ということで今朝の駄文はバッハとモーツァルト、その音楽の思想の違いであった。思想といってもそんな大げさなものではない。たまたま今朝、ネットで拾った小松政夫インタビューからコピペ、

そのギャグ、小松さん流に言えば「はやり言葉」の多くにモデルがいたという。付き人だった当時に、コントで役をもらうきっかけになった「知らないっ、知らないっ、知らないっ」のフレーズは、自動車ディーラー勤務時代の課長が、職場でもらした言葉がヒントになった。部下である小松さんを怒鳴りつけていた課長が、逆に上司にしかられてしまったシーンから生まれたのだという。
https://mainichi.jp/articles/20171006/dde/012/070/026000c

小松政夫が上司に感じた思い、それが思想=悲しみである。「植木等とのぼせもん」毎回楽しんでいる。
http://www.nhk.or.jp/dodra/nobosemon/