天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

自力と神

f:id:doyoubi92724169:20171007055059j:imageチャップリン「人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見ると喜劇である」がこのところ大層お気に入り、ブログにも
悲劇と喜劇
http://doyoubi.hateblo.jp/entry/2017/10/03/073519
近景と遠景
http://doyoubi.hateblo.jp/entry/2017/10/04/063328
と、二度、ネタにしたが今朝もネタにしよう。

カンタータBCJ巻42の一曲目は BWV72「すべてただ神の御心のままに」、冒頭合唱は

すべては神のみ心のままに、
楽しい時も悲しみの時も、
良い時も悪い時も。
神のみ心は私を平穏にして下さる、
曇りの日にも晴れの日にも。
すべては神のみ心のままに。
これこそ私の合い言葉。
http://okimideiko.blog.fc2.com/blog-entry-442.html?sp

教会カンタータだから当たり前なのだが、また神かよと少々ゲンナリ。しかし気をとりなおして聴いていると、俺も最近は「全ては巡り合わせ」などと言っているなあと気づいた。
そうか、人格神としての神なんかこれっぽっちも信じたくないが、巡り合わせ→運命→神なるベクトルはありそうだ。つまり、神=運命=巡り合わせと捉えたらバッハの宗教曲も抵抗なく聴けると納得した次第。

そこでチャップリン名言を言い換えてみると、「人生は近くで見ると自力だが、遠くから見ると運命である」。

人生=自力(損得、好き嫌い、善悪、理非)+神(苦楽、美醜、虚実)
https://twitter.com/doyoubi/status/859933905821982720

今朝もブログを書けてシアワセなり。あの世からこの世を眺める夢心地。