天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

近景と遠景

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プティットバンド@シンフォニーホール予習。

[指揮&ヴァイオリン]シギスヴァルト・クイケン
[演奏]ラ・プティット・バンド
J.S.バッハ
管弦楽組曲 第3番 二長調 BWV.1068(弦楽合奏版)
トリオ・ソナタ「音楽の捧げ物」BWV.1079より
チェンバロ協奏曲 第5番 ヘ短調 BWV.1056
カンタータ 満足について「われ心満ちたり」BWV.204(全8曲)
http://www.symphonyhall.jp/?post_type=schedule&p=8744

カンタータの対訳探したけど見つからず。代わりにクイケンの解説。

ソプラノ独唱と器楽のためのカンタータ「満足について」(第204番、おそらく1726-1727年作曲)は教会カンタータではなく、世俗カンタータとして、道徳や哲学、信仰心について書かれています。富や贅沢なくらしを目指すかわりに、心の安らぎに幸せを見いだすことや、どんな状況でも平静でいること、そして自身の良心の中にある本質だけに注意を向けるよう促されています。
https://spice.eplus.jp/articles/146790

これを読んだら昨日の記事→チャップリンの名言「人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見ると喜劇である」を思い出した。
http://doyoubi.hateblo.jp/entry/2017/10/03/073519

人生=近景+遠景
そして
人生=この世(損得、好き嫌い、善悪、理非)+あの世(苦楽、美醜、虚実)
https://twitter.com/doyoubi/status/859933905821982720

遠景の果てがあの世=悟りではないか。音楽とりわけバッハ、モーツァルトの効用は生きながらにしてあの世を見せてくれるのだと思い到った次第。