天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

日曜美術館「熱烈!傑作ダンギ ゴッホ

パソコンリフレッシュ騒動をなんとか収めてホッと一息、相撲録画追っかけ観戦の前に見た日曜美術館が面白かった。

37年の生涯で実は画家としての活動はわずか10年というゴッホ。しかし、その間実験的な取り組みで美を追究し続けた。ゴッホの傑作の魅力を著名人が語る。
魂の画家と言われたゴッホ。フランスの印象派と日本の浮世絵に衝撃を受け、画風を確立していった。日本人にも根強い人気があるが、スタジオにはゴッホが大好きだという3人のゲストが結集、それぞれが傑作と思う作品をあげ、その魅力を語り尽くす。さらに番組では今回、幻のゴッホ作品と言われた絵の復元プロジェクトを取材、色彩やタッチに試行錯誤を繰り返す、ゴッホの挑戦が明かされる。
【ゲスト】松嶋尚美,漫画家…しりあがり寿,大阪大学教授…圀府寺司,【司会】井浦新,高橋美鈴
http://www4.nhk.or.jp/nichibi/x/2017-09-24/31/818/1902736/

この番組で初めて観たゴッホ「古靴」、ズシンと来る絵だ。

ゴッホはこんな絵も描いていたんだなあ。今、北海道で開いているゴッホ展で実物を観られる、来年二月に京都にも来る、前売り買わなくっちゃ。
この日曜美術館、24日夜に再放送→是非観覧を。

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ところで、この絵を思い出しながらエネスク←五嶋みどりシンフォニーホール予習していたら人人唯識に思い到った。

人人唯識は、「私たちが認める世界はすべて自分が作り出したものであり、一人一人が宇宙である。」という意味。
http://makespace.blog.fc2.com/blog-entry-46.html

客観的世界を否定して、全ては唯心とする唯識の代表的な言葉。これに従えば、絵も音楽も人の心の現れ。先日、バッハ、モーツァルトは上品な感情表現、自己主張ロマン派は下品などとアホを書いたが
http://doyoubi.hateblo.jp/entry/2017/09/18/051231
音楽は感情表現ではなく心の動きと範囲拡大しよう。

人人唯識なる檻に囲まれている己が心が他人の心に触れる愉悦、それが聴楽と思い到った次第なり。