天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

映画「ショコラ」信仰と快楽

今朝の目覚めは遅かったのでいつもの聴く 楽パターン=バッハ→モーツァルトを踏めず、タブレットで開いた画面がAmazonプライムビデオ。
鑑賞途中の映画「ショコラ」をしっかり画面先頭に出してくれた。そこで再生ボタンを押すと音と画面がちぐはぐ。やっぱり長いこと放ったらかしているとシステムもきちんと機能せんのかとテキトーなところから再生、20分程観たらこれが面白い。ああ、この映画は信仰と快楽の対立を描いてるのだとテーマを捉えることが出来た。

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古い慣習はイイ部分もあるけれど余りに凝り固まってしまうと風通しが悪くなり、息をするのもシンドイ因習に変わってしまいます。この映画の舞台になったフランスの小さな村を仕切る男がこのカチンカチンの慣習を尊重するタイプで、村に余計な波風を立たせないよう村の住人にキリスト教信仰の道を説いて聞かせる村の指導者がレノ伯爵。伯爵というのがイマイチ胡散臭い肩書きだけれど、何となく偉そうな伯爵の言う言葉を村の人たちは素直に信じています。でもハッキリ言って堅苦しいだけで、楽しもうとする部分が欠落しているのがレノ伯爵。奥さんもイタリアに行ったきり音沙汰もなく、実際の彼は侘しい孤独の身。
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実はこの映画、以前にも観た記憶うっすらあるのだが、今度は信仰と快楽の対立という視点から鑑賞しよう。後ほど大画面テレビで続きを観る。何事もご縁ではある。