マハン・エスファハニ
FMベストオブクラシックで知ったチェンバリスト。こんなことを言っている。
20世紀の古楽の復興には二つの段階があり、20世紀前半にはヒンデミットやストラヴィンスキーなど現代作曲家たちが古楽に関心を持ち、チェンバロのために作曲し、ランドフスカやカークパトリックがそれらの曲を初演しました。たとえばランドフスカはプーランクやファリャの協奏曲を初演しています。
しかし戦後の古楽復興運動は、歴史的なチェンバロが再現されるようになったことも関係していると思うのですが、現代音楽とは別の方向に進んでいきました。とりわけ影響力の大きかったレオンハルトおよびその弟子たちが現代音楽をほとんど弾かなかったことも大きな要因だと思います。
http://www.ojihall.jp/topics/interview/mahan_int.html
そこで、彼のアルバム「現在も過去も」を見つけて今、聴いている。
時を越えて鳴り響く、美しく刺激的な調べ。チェンバロの革命児、古楽の未来を牽引するマハン
イギリスの詩人T.S.エリオットの詩にインスパイアされた選曲は、バロックとミニマル・ミュージックの邂逅。時代を超えた対比から、驚くべき現代性とスタイリッシュな感覚を炙りだしています。
http://www.universal-music.co.jp/mahan-esfahani/products/ucca-1101/