武満徹 組曲「波の盆」
Eテレクラシック音楽館弦四特集→細川俊夫「沈黙の花」をテレビ鑑賞→きちんと聴こうと思いSpotifyでアルバムを見つけて聴いていたら武満徹を聴きたくなった。難解な音楽よりわかりやすい曲がいいなと思い浮かんだのは「波の盆」。
あったあったよ組曲、尾高敦忠と細川俊夫の難しい音楽に挟まれて組曲があつた。尾高忠明×札幌交響楽団。
そんな思いはともかく、「波の盆」は調和のとれた美しい音楽の世界。
この作品をことのほか愛する、尾高さんのCDでは、6つの場面が組曲となっている。
Ⅰ「波の盆」(Tray of waves)~ジャケットにはNami no Bonなのに
Ⅱ「ミサのテーマ」 主人公の亡き妻
Ⅲ「色あせた手紙」
Ⅳ「夜の影」
Ⅴ「ミサと公作」 妻ミサと主人公
Ⅵ「終曲」
全編大半がアダージョないしは、アンダンテ。
癒しの音楽ともいわれるかもしれないが、この静けさをどう聴くか。
http://app.m-cocolog.jp/t/typecast/171394/151893/68016361
バッハのカンタータを聴いた後だったから静謐な宗教音楽にも聴こえた。郷愁→我らが帰るべき場所への静かな憧れ。
この音楽はテレビドラマに付けたもので、上のリンクにドラマ概略がある。
たまには武満徹、しかも静かでわかりやすい音楽がいいなあ。難解現代音楽ゴメン。