天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

ドビュッシー弦楽四重奏曲←開眼したかな

苦手な作曲家が2人→バルトークドビュッシー。その音楽の捉えどころがよく分からないのだ。相性わるし。
ところがドビュッシー、その弦楽四重奏曲を最近たまたま二度、FM録音で聴く機会に恵まれ耳に引っかかるようになった。そこで今朝はSpotifyエベーヌQを謹聴。

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第1楽章はなんだかふにゃふにゃしてるけど、ピチカートで始まる第2楽章、緩徐第3楽章しんみり、そして思いの丈をようやく打ち明けてくれたような第4楽章。

ということでこの作品の作られた時期など検索。

893年,ドビュッシー31才の作。ドビュッシーの評価を高める契機となった『牧神の午後への前奏曲』とほぼ同時期の1892年に着手された。循環形式をとり,重度にフランクの影響をあらわす一方で,ワグネリズムの影響を離れ,非機能和声と旋法表現に立脚した独自の語法への本格的な遷移を示す,最も早い時期の作品のひとつ。イザイ四重奏団に献呈され,同年12月に国民音楽協会定期演奏会で初演された。この演奏会では,ヴァンサン・ダンディの伴奏でウジェーヌ・イザイの弾くフランクのヴァイオリン・ソナタフォーレの『チェロとピアノのための哀歌』,ダンディの弦楽四重奏曲がそれぞれ演奏され,「主題の詩情や類稀な響きという点で,若々しいロシア」の影響がみられるとしたギ・ロパルツ(ギド・ミュジカル誌)や,「単純であると同時に複雑な,きわめて魅惑的な芸術作品」(オクターヴ・モース),「ガムランを想起させる和声の連なり」(モリス・クフラート)と評されたほか,翌年の楽譜出版に際しては,ポール・デュカからも(主に第一楽章について)高い評価を得たものの,大きな話題を呼ぶまでには至らなかった。
http://museum.fc2web.com/debussy/composition/quatuor.html

若い頃の作品だから開眼できたのかもしれないなと思いつつ、エベーヌQのアルバム、フォーレ←これも未だ未開眼、を聴いている。それが済んだらラヴェル、これは名曲だ。
ドビュッシーフォーレラヴェルのセットアルバム、ダウンロードしてオフラインでも聴けるようにしたぞ。