天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

カンチェリ「風は泣いている」

f:id:doyoubi92724169:20170810062928j:image


先週のFM現代の音楽西村朗が「スピリチュアルな感動、魂の真実の音楽」などとべた褒めした曲。その言葉に踊らされてSpotify検索したらバシュメット演奏があった。

現代曲だが映画音楽的雰囲気、情緒があるのでそんなに聴き辛くはないが、意識集中を要するので草臥れる。

グルジアジョージア)出身で、現在はベルギー在住の作曲家、ギヤ・カンチェリ[1935- ]がグルジア時代に書いた交響曲3曲と、代表作として知られる『風は泣いている』を収録。
 大音響の爆発的音楽と、抒情的な静かな音楽のどちらも得意とするカンチェリの音楽は、近年人気が出てきていますが、それはどちらかというと抒情美志向のECMなどの録音を通じてのものでした。
ヴィオラ・ソロにバシュメットが登場するカンチェリの代表作、ヴィオラ管弦楽の為の典礼『風は泣いている』は、独特のひんやりとした美しさとベートーヴェンなどの引用が印象的な作品。
http://books.rakuten.co.jp/rb/13155459/

ベートーベンの引用は気づかなかったが、魂の呼吸は聞こえてきたような気がする。音楽はおのが心の反映、何度か聴いて我が心のありようを探ることにする。