天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

日本長生き党宣言


f:id:doyoubi92724169:20170627055903j:image三田誠広は我が仏教勉強師匠小説家→「釈迦と維摩」は痛快な小乗批判→大乗仏教理解の扉を開けてくれた名著。これをきっかけに三田の「聖徳太子」「空海」「親鸞」などを読んだが、いまだに「釈迦と維摩」を超える感銘なし。
その三田に「仏教で愉しく死の準備」なる新刊があると知って図書館から借りて読んだ。

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https://www.amazon.co.jp/仏教で愉しく死の準備-三田-誠広/dp/4575311693

まあまあ楽しめたが、仏教と科学の親和性は佐々木閑の本でとっくに知っていたので、新たなる地平を開いてくれる本ではなかった。まあ、科学に興味があり仏教も勉強したい人には読んで損はない。

そこでこの本の感銘代わりに俺の得意の人生方程式屁理屈。
人生=自力(損得、好き嫌い、善悪、理非)+他力(苦楽、美醜、虚実)
http://doyoubi.hateblo.jp/entry/2017/04/03/065804

人生の横軸=世間は自力で生き抜くのが基本。でもそれだけでは息が苦しくなる、生きるのに必要な楽しみや美は他力がもたらしてくれるもの、そして人生の縦軸=魂の行きつくところはまこと→実。
だから人生=自力+他力。両者のバランスをとることが幸せに生きるコツ。

そして死は自力の終焉。私=他力のみになるのだからこんな愉快なことはない。

ということで納得して死ぬ理屈をまたひとつ得た。死ぬのに理屈が必要なんてほんにお前は面倒な人。

ところで、三田誠広をウィキでチェックしたら俺と同年同月生まれ。ほーそうか、他に誰かいないかと笹野高史を見ればこれも同年同月。こりゃ面白いとひとつ上の蛭子能収を総裁にして日本長生き党結成→長生き競争じゃ。