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天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

一日一生、出会いに遅きはあらず

f:id:doyoubi92724169:20170427062826j:image昨日、今日とロ短調ミサにはまっている。最初はカラヤンBPO、でも途中でウィーン楽友協会の合唱に耐えられずBCJに乗り換え。

こちらの合唱の方が清潔透明、しかしリヒターの気迫熱気も捨てがたくリヒター。

今回、リヒターを聴いて俺のロ短調ミサ理解のステージがワンランク上がった気がする。キリスト教信仰の細かいことにこだわらず、
信仰=希望+感謝+納得
と押さえた上で、ラテン語歌詞を聞き取る努力しつつ聴く。なるほどキリスト教音楽のエッセンスがこの曲にあると実感した→キリエ、グロリア、クレド←イエス降誕と贖罪と復活、サンクトゥス、アニュス・デイ←神の子羊イエスの贖罪をもう一度思い出し我らに平安を。

そこで他の演奏もとネット検索ロ短調ミサ名盤→ジョシュア・リフキンを知る。OVPP←One Voice Per Partの提唱者とのこと。
OVPPという言葉は知らなかったが、FM古楽の楽しみで時々、バッハを1パート1人の合唱で聴いたことがあるがその方式の提唱者だ。

リフキンは1981年11月のアメリカ音楽大会で、
バッハの声楽曲の少なくとも一部分がOVPPでうたわれたという、これまでにない新説を発表し、
各パート三人が有力だった従来の説に一石を投じました。
リフキンの凄いところはここからで、新説を机上の空論に終わらせず、
新説発表後、ただちに自説に基づいて『ミサ曲 ロ短調』を実演し、
さらの新説発表の翌月の大晦日から10日余りをかけてその録音を成し遂げたことです。

ここで聴ける演奏は、OVPP(ソプラノはボーイソプラノではなく女声)はもちろんのこと、
器楽陣(ピリオド楽器)もほぼ各パート一人によるものです。
「ほぼ」というのは、第一ヴァイオリンが全曲を通じて二人、第二ヴァイオリンが後半から(おそらく「クレド
以下)二人である他は、すべて各パート一人だということです。編成は最大20人のようです。
https://blogs.yahoo.co.jp/tiento_antiguo/48321014.html?__ysp=44K444On44K344Ol44Ki44Oq44OV44Kt44OzIE9WUFA=

1パート1人だから声が濁らず合唱が透明、ラテン語も比較的聞き取りやすい。かつ、音楽に熱気があり、最後の合唱「我らに平安を」もリヒターに劣らぬ気迫で終わる。有名なOVPPとその提唱者に今頃出会うとは、などと悔やむべからず。一日一生、今日が始まるのだ。