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天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

ロ短調ミサ→全ては物語

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久しぶりにロ短調ミサ、カラヤンBPOで聴き始めたが合唱に耐えられなくなって、クレドからはBCJに乗り換え。
歌詞対訳を見ながらクレド、サンクトゥス、アニュス・デイと聴き終えた。キリスト教の物語ではあるが、そんなことにもうあんまりこだわらず、信仰=希望+感謝+納得の物語として聴けばいいんだ。先日拝観して来た三千院阿弥陀三尊を思いながら聴いた。
つまりは、希望と感謝と納得の対象がキリストか阿弥陀仏かの違いなのだから。

ところでエンディング。サンクトゥス=感謝万歳で終わるのではなく、アニュス・デイ=神の子羊→キリストによる贖罪を想起させるところが味噌だなあ。私たちの罪が許されるのはキリストのお陰、音楽を一旦暗い色調にして最後は「我らに平安を与えたまえ」→今日も何事も起こりませんように南無阿弥陀仏と締める。

アニュス・デイを歌うのはBCJではカウンターテノール、色気にやや物足りなくてカラヤン→クリスタルードヴィヒが濃厚に過ぎるぐらいねっとりと歌うのがいい。ではリヒターはと聴いてみればカラヤン同様遅いテンポでアルト。聴いてるうちにBCJ淡白がよく思えたりして訳がわからんようになってもた。

要するに全ては物語。
人生=事実+物語
キリストもカラヤンもリヒターも鈴木雅明も物語。そうそう鈴木雅明と言えばEテレが日曜に放送したオルガン紀行。あの豪奢な教会とオルガンはなんやねん。人民の膏血を絞りとって贅沢しやがってと思うのも物語。