天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

愛にも信仰にも理由は不要

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先日、マーラー千人を京都で聴いた際に実は決意→ドイツ語を勉強しよう。ちょうど四月新年度だったので放送大学Eテレドイツ語講座を録画し始めた。
その甲斐あってか、バッハ カンタータ登頂プロジェクトに於いても歌詞対訳を追いながら多少はドイツ語を聞き取れる、勿論、意味はチンプンカンプンだが。

そこで今朝はマーラー歌曲←実はあんまりちゃんと聴いてない。「リュッケルトの詩による5つの歌曲」を手始めとした。「私はこの世に忘れられ」という曲が穏やかなニヒリスト→俺は好きなので。

聞き取れた聞き取れた→言葉を聞き取ると音楽がより迫って来るのが実感。この調子でマーラーシューベルトシューマンをぼちぼち進めよう。そのうち、意味がわかる単語も増えるだろう。

ドイツ語を古希が聞き取る春曙

ついでにリュッケルト歌曲から面白い歌詞を紹介。

あたしが美しいから愛するの?
それなら、いっそ愛さないでよ!
お日さまでも愛したらどう?
よほど美しい金髪じゃない!

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あたしが若いから愛するの?
それなら、いっそ愛さないでよ!
春を愛すればいいじゃない?
季節が巡るたびに若いんだから!

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あたしがお金持ちだから愛するの?
それなら、いっそ愛さないでよ!
乙姫様でも愛したらどうなの?
きれいな真珠をたくさん持ってるはずよ!

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愛そのもののゆえに愛するの?
それなら・・・愛してくれてもいいわ!
ずっと愛してね・・・
あたしもずうっと愛し続けてあげるから。
http://d.hatena.ne.jp/wagnerianchan/touch/20110616/1308226122

「サキサキとセロリ噛みいてあどけなき汝を愛する理由はいらず」佐佐木幸綱を思い出した。愛にも信仰にも理由は不要。