天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

死後の幸せなんか要らない

f:id:doyoubi92724169:20170409060936j:imageカンタータBCJ巻22

第20番『おお、永遠、汝、雷の言葉よ』BWV20 

このカンタータはラザロと金持という説話、聖句を教会で教える際の曲のようだ。貧乏人ラザロと金持、死後2人の運命は逆転してラザロは幸せな宴席に、金持は永遠の炎に焼かれる。

歌詞の底本はヨハン・リストの作詞のコラール「おお永遠、そは雷の言葉」で、カンタータは牧師の説教を挟んで2つの部分からなり、第1部は無限に続くかと思われる終末の責め苦や災と、それに対する恐れ、惑いを取り扱い、審判のラッパで始まる第2部では現世の超克が勧められ、財貨への執着が戒められます。
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財貨への執着を戒めるのはいいけど、死後の世界を持ち出すのはどうかなあ、人間死んだらタダのゴミ、だからこそ現世を現在をしっかり生きたいという俺の価値観に合わない。最後の審判とか死後の幸せとかこのへんがキリスト教の嫌味だなあ。

バスのアリアとか音楽はいい、歌詞を考え始めると音楽に躓く。歌詞のないオルガン曲を聴くとしよう。