唯識と卑弥呼と鉄
井筒俊彦「イスラーム哲学の原像」の心の階層構造論
◯ナフス・アンマーラ
(感性的機能・感覚的機能)
◯ナフス・ラウワーマ
(善悪、美醜を判断する倫理的働き)
◯ナフス・ムトマインナ
(感性理性の動揺収まり、心が浄化される)
◯ルーフ
(神聖な領域、照明体験)
◯シッツ
(秘密、意識の最深層、自我意識払拭)
*心の深みに達する退行と異なり、高次の意識体験
に触発されて唯識を復習。
<八識 三性 四智 五位>
もともと存在は一(アラヤ識:蔵)。ところが、依他起性(えたきしょう)によりたまたま生じた自己がマナ識(思量)と言語(概念)によって「“自分”という牢獄に閉じ込められた囚人のようなもの」自己自身(遍計所執性)を形成する。この牢獄から解放されて「あるがままにある存在」(円成実性:えんじょうじっしょう )に到達するべしと唯識は主張するのである。
「“自分”という牢獄に閉じ込められた囚人」から解放されるための信仰というのもあるなあ。我が終活、キリスト教からイスラームを経て仏教に戻る予感せり。
卑弥呼の権力基盤に鉄があったそうな。
もう一つ別の要因があった。中国で400年近く続いていた漢王朝が滅亡への道を歩み始めていた。大陸の動向がなぜ倭国大乱を引き起こしたのか。国立歴史民俗博物館の仁藤敦史教授は、鉄の資源の供給が関わっていたと指摘する。わが国に砂鉄や鉄鉱石など鉄の材料はあったが、鉄を製造する技術は6世紀以降までなかった。そのため、当時の鉄は朝鮮半島からの輸入に頼らなければならない貴重な資源だった。固くて丈夫な鉄製の武器があれば、戦いを有利に進めることができる。さらに鉄製の農耕具は農業生産の効率を飛躍的に高めることができた。
いつの世も必要なのは心と生産技術。
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