天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

マリナー90歳圧巻のブラ1終楽章

これまでの放送 - クラシック音楽館 - NHK

 

N響第1793回定期公演


インタビュー:セルゲイ・ハチャトゥリヤン (バイオリン)
ご案内:渡邊佐和子アナウンサー
 
1:バイオリン協奏曲 ニ長調 作品61(ベートーベン作曲)
2:交響曲 第1番 ハ短調 作品68(ブラームス作曲)
管弦楽:NHK交響楽団
指 揮:ネヴィル・マリナー
バイオリン:セルゲイ・ハチャトゥリヤン
収録:2014年11月15日 NHKホール

 10年前に急遽代役でN響とこの曲で共演したのがテレビ初収録だったそうなハチャトゥリアン、ゆったりしたテンポ。耳タコ先入観が謹聴を邪魔するなあ。自己耽溺型と見受けてしまいたり。

ブラ1、少々倦みながら聴いていたのだが終楽章圧巻、ドラマあり。人生の終楽章かくありたし。

100名著「岡倉天心『茶の本』第2回 源泉としての老荘と禅

「茶の思想」の根本には、老荘思想や禅の影響を受けた「虚(不完全性)」「小さいものの偉大さ」という二つの理念が存在する。「水差しは中が空虚であるからこそ水を注ぎ入れることができる」という老子のたとえ話のように、人間は不完全であるからこそ完成に向けて無限の可能性が開かれているという人間観が「茶」にはある。また、「極小の中に宇宙大の真理が宿る」という禅の思想の影響から、日常茶飯のひとつひとつが修行であり、その中に至上の境地を見いだすという「茶の精神」が生まれたという。

西洋でも「神は細部に宿る」というし、イスラームは「全ての存在がアッラー」とするなり。 

岡倉天心『茶の本』 2015年1月 (100分 de 名著)

岡倉天心『茶の本』 2015年1月 (100分 de 名著)

 

プール、アリオ昼寝読書コーラン。