天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

映画「マトリックス」

年末年始で録画在庫増、そこでまずは高名な映画「マトリックス」、我らは実は仮想現実に支配されてるんだ、目覚めよ、心を解き放てと宗教的哲学的トッピングSF。勉強になったのは英語、映画『マトリックス』が本当に伝えたいこと ~君は心の囚人 / What's is Matrix 英語で読み解くから引用。

この作品が誤解を生みやすいのは、「The One」の日本語訳が「救世主」であり、人間VS機械のバトルものと受け止められやすいからだと思う。
オリジナルのシナリオでは、「One」はあくまで”One=「ある一つのもの」を表す代名詞”であり、Oneの意味するところは、レジスタンスのリーダー、モフィアスの「探し求める人」、ヒロイン・トリニティが「恋するであろう相手」、そして、大いなる意志に選ばれた「唯一の存在」等々、いろんな含みがある。
「救世主」と訳せば、いかにも勧善懲悪もののヒーローのように感じるが、ネオは決して救世主ではなく、物語における一つの象徴なのである。

「The One」=単独者(神の前に人間は平等、そしてひとり)と理解しておく。

プール初め、亀山製麺。「こころの時代」×昼寝。

三谷幸喜「君となら」まずまず笑えた+「嘘をついてはならぬ、とりわけ自分に」教訓付き。

図書館へ、イスラーム関係書3冊入手(イスラームキリスト教より洗練されていると密かに思えり)。 

ニューイヤーオペラコンサート×加賀乙彦「科学と宗教と死」読了、備忘録代わりに検索コピペ

フランス北部フランドル留学中の自動車事故での臨死体験.9歳年下の愛妻の突然死.いつまでも記憶の底から払拭されることのない大空襲の惨劇と,生き延びた後の猛烈な飢餓感.そして,81歳に達した加賀を襲った心臓発作,再度の臨死体験――死の影が,これまで加賀の眼前に閃きながら無数に通り過ぎて行った.そこにはきわめて個人的な「死」もあれば,集積された恐怖の象徴としての「死」もあったのだ.キリスト教の自己犠牲の精神を受容し,洗礼を受けたのは1987年のクリスマス(58歳)のことであったという.

 加賀の「生まれる前は無、死後も無、人生は仮初めの有」死生観が印象的だった。

マトリックス 特別版 [DVD]

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初笑いは三谷幸喜のステージ2本立てで!舞台初挑戦の竹内結子とイモトアヤコがその魅力を語る|株式会社WOWOWのプレスリリース

 

 

預言者ムハンマド (PHP新書)

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科学と宗教と死 (集英社新書)

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