天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

抽象化モデル上のドラマを描くのが園子温

シンフォニー・ジャパン 1961~2015|BSジャパン

1961年、​イタリアの国際テレビ映画祭で金賞を獲った​映画音楽「シンフォニー・ジャパン」。
この​作品は​、​外務省が海外に日本を紹介する​目的で制作された、当時では珍しい音楽映画です。
水力発電、​鉄鋼、造船、高速道路、航空機など​​当時の産業やインフラの映像に​、團伊玖磨作曲・指揮の​シンフォニーを乗せ​​、ナレーション​は一切​ありません。当時売れっ子の写真家だった大竹省二が監督し、プロデューサーにイアン陸奥陽之助、監修に市川崑など、当時の音楽界・映像界の気鋭が集められました。写真家​・​大竹が独自の視点でとらえた高度経済成長期の日本の姿​と​、​團伊玖磨の壮大な楽曲​が相まって​、​幻想的な世界を醸し出し​ています。

2015年「シンフォニー・ジャパン」 千住明(作曲)× 桐島ローランド(映像)

 元の映像は映像と音楽のみ、ナレーション無しだけど、CM・ナレーションも入っている番組なので集中鑑賞意欲喪失。手空き時鑑賞録画とする。

園子温「ちゃんと伝える」、「希望の国」「愛のむきだし」に続く俺にとっては3本目園子温作品。

人気グループ・EXILEAKIRAが主演を務めたヒューマンドラマ。タウン誌の編集者として働く史朗の下へ、父が倒れたとの報せが届く。父の命が長くないことを知った彼は、子供の頃から敬遠していた父と、初めて真剣に向き合うことを決意するが…。

 癌になったらどんな治療をするか(手術、抗癌剤など)が大きな問題になる筈なのに、そこは全く省略といううのが不思議。抽象化モデル上のドラマを描くのが園子温なのかと距離感あり。

映画「ミッシングポイント」

この映画の面白い所って、アメリカとパキスタンの合作映画って事だろう
アメリカの俳優は英語を話し、アラブ系の俳優はパキスタン公用語であるウルドゥー語を話す
そして中東の国であるカタールのドーハ映画協会が製作に参加し、監督はインド出身のミーラー・ナーイル

世界はまさにグローバルということを実感させてくれる。森有正日本の湿潤な風土から外へ出ようとしない(使えそうなものだけ取り入れる)内向き文化」を思いつつ鑑賞。30分以上を残し幻想交響曲小澤征爾SKF3014に切り替え。

朝刊流し読み後、鈴木章太「ユダヤ教 キリスト教 イスラーム ─一神教の連環を解く」をちょろっと読み、ムハンマドの人物像をもっと知りたくなったが、手頃な本はないものか。 

 

聖蹟郵便局、銀行、幸楽園、南大沢ヨーカドー。

鬼平/ゆるすぎて耐え切れず途中放棄。ポワロ「象は忘れない」複雑過ぎて謎解きされてもすっきりせず。「寅次郎紙風船」が身の丈ほどほど。

シンフォニー・ジャパン 1961~2015|BSジャパン

 


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唐沢美智子

「ディヴェルティメント 変ロ長調
まり平師匠×エクの演奏会(2015.3.15)「フィレンツェの思い出」が楽しみなリマインド予習用録音。 唐沢美智子 「ディヴェルティメント 変ロ長調…


「映画【ミッシング・ポイント】を観た / 原理主義者はアメリカがお好き」 : NEW WAY.NEW LIFE

神は内向的なこころ→絶対の第三人称: 天井桟敷からの風景