天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

継続は力なり

f:id:doyoubi92724169:20170703060708j:image先月はライブ予習に追われて手をつけられなかったカンタータBCJ踏破、一昨日から再開→巻32終了。今朝は巻33。

ところが、対訳テキストを見ずに聞き流すと身に入らず。英独対訳しかない曲でも意味のわからないドイツ語テキストを見ながら聴いていると身に入った気分になる。怠惰に流されず継続するは力と改めて思う。

 

継続といえば、午前はジム修行。これも手を抜かず決めたノルマをこなすべし。体調や気分を理由に流してはならぬ。放送大学ドイツ語、将棋講座も毎日のブログ書きも同様。全てはご縁→我儘を通す歳は過ぎにけるかも。

 

写真は101歳の画家、入江一子の作品。日曜美術館で知った。放送大学ドイツ語、将棋講座、日曜美術館、こころの時代は毎週録画→在庫増加中。

日曜美術館「青いケシを描く~洋画家・入江一子 101歳のアトリエ~」

www4.nhk.or.jp

 

 

 

 

モテット「イエス、わが喜び」予習中

f:id:doyoubi92724169:20170702052006j:imageモテット「イエス、わが喜び」BWV227予習中。歌詞日本語訳の一部を拾うと


8. Chor
So aber Christus in euch ist,
so ist der Leib zwar tot
um der Sünde willen;
Der Geist aber ist das Leben
um der Gerechtigkeit willen.
8. 合唱
もしキリストがあなたがたの内におられるなら、
たとえ肉体は死んでも、
- 罪の故にそうなるのだが -
霊は命なのである、
- 信仰によって義とされた人にとって -。
http://pacem.web.fc2.com/lyrics/bach/motet_3.htm

キリスト教徒でもないのになんでこんな抹香臭い辛気臭い歌詞、音楽を聴かなあかんねんとは思うものの、これも仏のご縁なり。
思えば去年の9月、グールドをもっと聴きたくてアップルミュージック入会→カンタータ全曲征服発心→先月カンタータ初ライブ×バッハクライス神戸でコルスシンフォニアクス
https://www.facebook.com/chorussymphoniacus/
のチラシを貰うというご縁でモテット初ライブに至った次第。

ルター宗教改革500年記念、コラールの系譜なるタイトルで心斎橋島之内教会初見参。BWV227の耳覚えが多少なりとも出来るまで予習の所存。

凄いぞ、阪大ワンコイン市民コンサート

出会いは先々月の

・ワンコイン市民コンサート5周年特別公演:高橋悠治+青柳いづみこ 「パリ1911-1913」 - ワンコイン市民コンサートシリーズ

先月の

・橋本 京子ピアノリサイタル:モーツァルトの影の世界 - ワンコイン市民コンサートシリーズ

では、

 

doyoubi.hateblo.jp

 を知り、その透徹した姿勢に打たれた。

そして、今月は

-★7月15日(土曜日)武久源造「ピアノの発見 第3章<父から離れて> - ワンコイン市民コンサートシリーズ

である。

今回は大バッハが晩年愛したフォルテピアノであるジルバーマンピアノと、ややのちの時代に現れて来るワルターピアノを舞台に載せる。共演に宮崎貴子さんを迎えて、武久源造「ピアノの発見」の第3章です。どうかお楽しみに!

武久源造の弾くフォルテピアノが楽しみ、ヨハン・クリスチャン・バッハもしっかり予習中。武久源造も予習中。


6/13 バッハ一族と その音楽・父と子の対決 2/エマーヌエル・バッハと クリスティアン・バッハ 2017.02.08 NHK カルチャーラジオ 芸術 その魅力

いい音楽を噛みしめる

昨夜、いずみホールのハーゲンQ
ショスタコーヴィチ弦楽四重奏曲 第3番 ヘ長調 op.73
ベートーヴェン弦楽四重奏曲 第16番 ヘ長調 op.135
ショスタコーヴィチ弦楽四重奏曲 第14番 嬰へ長調 op.142
http://www.izumihall.jp/schedule/concert.html?cid=1444

いい音だったなあ、柔らかくピュアで艶がある。プログラムに日本音楽財団から貸与している楽器とあったので先程調べたら

アントニオ・ストラディヴァリ(1644~1737)製作による楽器で構成されたクァルテットは、世界で6セットの存在が知られている。このクァルテットはその1つであり、19世紀の伝説的なヴァイオリニスト、ニコロ・パガニーニ(1782~1840)が所有していたことでも有名である。日本音楽財団は1994年にアメリカ・ワシントンD.C.のコーコラン美術館よりこのクァルテットを購入した。同美術館にこのクァルテットを寄贈した米国のアンナ・E・クラーク夫人の意志を受け継ぎ、当財団は4挺を常にセットとして四重奏団に貸与している。
長期貸与者
・1995年 9月 - 2013年7月東京クヮルテット
・2013年12月 - ハーゲン・クァルテット
https://www.nmf.or.jp/instruments/

とあった。1stと2ndの音が全く均一、調和的なのも納得。

そしてプログラミング、いささかトリッキーなショスタコ3番を最初に置いてベートーベンの最後の到達点op135で唸らせた後、休憩。後半はショスタコ弦楽四重奏、最後から2番目の作品で締める、アンコールでハイドン「日の出」メヌエットまで聴かせてくれた。

アップルミュージック予習ではよくわからなかったショスタコ14番がop135の後、眼でも音楽を聴けるライブでは身に沁みた。

人生残り時間を計算するような歳になって大切なのは「いい音楽を噛みしめる」こと。op135とショスタコ14番悟りの動機←俺の勝手なネーミングを反芻している。f:id:doyoubi92724169:20170630055253j:image

音楽は何を表現するものか

f:id:doyoubi92724169:20170629054810j:image

FM録音消化→名演奏ライブラリー「ハリウッド弦楽四重奏団
1950年代に活躍したSQだそうだが、初めて知った。ハリウッドで働いていたスタジオミュージシャンが創設→レナート・スラットキンの両親が中心メンバー。

今夜、ハーゲンQでショスタコ3番、14番、ベートーベン16番を聴くが、ハリウッドSQのop127、op131を今朝聴くのも何かのご縁。
そこで所感→op127はまだしもop131は違うだろうそれは、という演奏。嬰ハ短調をそんなに流麗情感たっぷり弾いたらアカン、もっとゴツゴツ弾いてくれと言いたくなった。音楽は感情のみを表現するものにあらず。

と、ここまで書いてツイッターを「スラットキン 音楽 感情」で検索したら

GM2復活に感激してオケスコアをろくに読めないのにスラットキンに教えを乞い遂には指揮するようになった実業家がいるそうな。スラットキン曰くバーンスタインマーラーも音楽は感情そのもの。我が感情を他人に共有して貰うのが音楽。俺も同根か。
https://twitter.com/doyoubi/status/748237320696934404

という俺のツィートが見つかった。ハリウッドSQ→スラットキンのご縁だなあ。

ところでベートーベンのウィキに

* ベートーヴェンカトリックであったが敬虔なキリスト教徒とはいえなかった。『ミサ・ソレムニス』の作曲においてさえも「キリストなどただの磔(はりつけ)にされたユダヤ人に過ぎない」と発言した。ホメロスプラトンなどの古代ギリシア思想に共感し、バガヴァッド・ギーターを読み込むなどしてインド哲学に近づき、ゲーテやシラーなどの教養人にも見られる異端とされる汎神論的な考えを持つに至った。彼の未完に終わった交響曲第10番においては、キリスト教的世界と、ギリシア的世界との融合を目標にしていたとされる。これはゲーテが『ファウスト』第2部で試みたことであったが、ベートーヴェンの生存中は第1部のみが発表され、第2部はベートーヴェンの死後に発表された。権威にとらわれない宗教観が、『ミサ・ソレムニス』や交響曲第9番につながった。


とある。バッハの抹香臭い音楽もいいけれどベートーベンの思想を研究したくなってもた。宗教は思想の一部なり。

タブレットだと埋め込み可能

今日のhulu映画は「結党!老人党」。  

eiga.com

全くマンガチック→老人には守るべきなにものもない。だから私利私欲にとらわれず清潔、公正な政治が出来るんだって。

俺と同年同月生まれの笹野高史が主演を張ったんだから堪忍したるわ。

 

アマゾンの埋め込みも出来るかな→おっ、出来た。