天井桟敷日記

「天井桟敷からの風景」姉妹版

グールド病は永遠に

f:id:doyoubi92724169:20170518053908j:imageFM録音がだいぶ溜まっているので今朝は古楽の楽しみ「バッハの鍵盤作品」特集その1。

「二声のインヴェンション 第1番 ハ長調 BWV772~第15番 ロ短調 BWV786」
バッハ:作曲
(ピアノ)シュ・シャオ・メイ
(20分39秒)

「三声のシンフォニア 第1番 ハ長調 BWV787~第15番 ロ短調 BWV801」
バッハ:作曲
チェンバロトーマス・ラゴスニク
(28分52秒)

シュ・シャオ・メイは文革で苦労した中国人同世代女性←テレビで見た。聴いててあまり清潔感生じず←グールド病のせいかなあ。名前の英語表記でアップルミュージック検索したら出て来たのでインヴェンションハ長調をグールドと聴き比べ。

グールドの方がテンポやや遅く、ロマンティックに響く。やっぱりグールド、心をこめて弾いてるやんと心に決めて古楽の楽しみモンテヴェルディ最終回録音消化。

 

固有に生まれ普遍に死ぬ

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来月は予習しておくべきライブが盛り沢山→カンタータ初ライブ、テレマン協会夙川教会、モーツァルト阪大ワンコイン、五嶋みどりQ、ハーゲンQ、復活、マタイ受難曲。そこで今から早めに予習中。

今朝はテレマン協会夙川教会。
H.シュッツ:十字架上の7つの言葉 SWV 478
J.S.バッハ:ミサ曲 ト短調 BWV235
G.F.ヘンデル:主は言われた HWV232
日本テレマン協会 第185回 教会音楽シリーズ マルティン・ルター宗教改革500周年に寄せて「G.F.ヘンデル 主は言われた HWV232」

今朝の予習で分かったのだが、予習で聴く順番は
ヘンデル→バッハ→シュッツ
とするべき。軽いヘンデルを聴いた後にオブリガート等ポリフゥニーを重く楽しめるバッハ、最後に飾りを排した20分で聴ける厳粛コンパクト受難曲シュッツ。これがライブでも正しい順番と思うが、如何であろう延原武春先生。

ところで俺は何故こんなに宗教曲を聴くようになったのか。ロマン派自己主張に飽きたというのもあるが、人は何のために生きるのかという哲学屁理屈好きもあるなあと気づいた。

そこで我が得意の人生方程式登場。

自己=固有(損得、好き嫌い、善悪、理非)+普遍(苦楽、美醜、虚実)
http://app.f.m-cocolog.jp/t/typecast/137526/133272/96004953

どんな境遇に生まれて成長し社会の中でどのように暮らし生きるかが固有。しかし最後は生まれた時と同様に裸=普遍に死ぬ。つまり、人は固有に生まれ普遍に死ぬということだ。死ぬことで固有の自己は存在しなくなるが、普遍の自己はなお生きると言いたいところだが、人間死んだらタダのゴミ。だから、普遍に死ぬという理屈が納得して死ぬ理由のひとつにはなるとしておこう。

 

変化を求めるな、反復を愉しもう

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昨日、金剛山に登ってきた。きっかけはNHKドキュメント72時間,

大阪駅から車で1時間。ロープウェーも完備し、気軽なハイキングに最適な“金剛山”。中でも人気なのが、山頂に設置されたライブカメラだ。1時間に1回シャッターが切られ、ネット上に登山客の姿が残される。毎日決まった時間に写るのを日課にする人、離れた家族に元気な姿を見せたいと訪れる人。
http://www4.nhk.or.jp/72hours/x/2017-04-28/21/30078/1199176/

言うならば関西の高尾山やけど、あれほど人が多くない。静かに山の空気を吸えてシャクナゲやなんと八重桜まで鑑賞出来た。展望台でライブカメラに収まって、生憎の曇り空、ぼやけた淡路島や大阪の街を眺めた。

登る途中、三千回登山記念の寄進柱があったりして、凄いなあと感心。でもこの俺も毎朝アップルミュージック、毎日ジム通い。これも捨てたものではない。

そこで今朝の教訓→もう変化を求める歳にはあらず、反復、繰り返しを愉しもう。毎日同じ事をしていても季節は移る、気分は異なる、体調も違う。反復の中で時間を愉しむ。あと10年もすれば80やぜ、変化は勝手に向こうからやって来る、多分。

ということで今朝もカンタータ初体験ライブ予習。シュッツ十字架上の七つの言葉を今日も聴く。

昔万葉、今ストラヴィンスキー

フェイスブック青柳いづみこの記事でだいぶ以前に知った連弾コンサートに昨日行ってきた。曲目はペトルーシュカ春の祭典
青柳いづみこはグールド解説本を読んだなあ。
高橋悠治は名前だけは知っている。先日、BSクラシック倶楽部を録画したけどBGM消化しかしていない。

ペトルーシュカは前半少々眠かった、春の祭典は不協和音をガンガン聴けた。この曲、バレエ初演に先立ってドビュッシー×ストラヴィンスキーが連弾したそうな。

ということで収穫は、高名なお二人の謦咳に最前列で接ししたことぐらい。それでは不味いのでアップルミュージック高橋悠治検索して高橋悠治×バッハのチェンバロ協奏曲1番を先ほど聴いた→味のある異和感。

阪大ワンコイン市民コンサートよかった。来月はモーツァルトの影×橋本京子、毎月行くぞ。旧浪速高校校舎今は大阪大学会館、昔、犬養孝万葉講義を聞いたなあ、何にも覚えていないけど全てはご縁。f:id:doyoubi92724169:20170515045150j:image

 

カンタータライブ初体験機会来たれり

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遂にカンタータライブ初体験の機会が来たれり。来月、バッハクライス神戸。

バッハクライス神戸は、ヨハン・セバスチャン・バッハカンタータを中心としたバロックの声楽曲・器楽曲を演奏するグループです。活動はオーケストラとコーラスが一体で行っており、メンバーは専門家からアマチュアまで広く在籍しています。
http://bach-kreis-kobe.music.coocan.jp/

この団体の名前は対訳検索で時折見かけていたが、さてどんな演奏を聴かせてくれるだろう。曲目はこれまでに聴いたものばかり3曲。今朝はそのうち
Christ unser Herr zum Jordan kam
『キリスト我らが主ヨルダン川に来たりたもう』
BWV7
を英独対訳を見ながらBCJ予習した。今、駄文BGMでレオンハルトを流しているが、こちらの方が熱気あり。

ピアノ連弾で聴くハルサイ

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明日は何十年ぶりかで大阪大学→市民ワンコインコンサート。高橋悠治×青柳いづみこピアノ連弾春の祭典ペトルーシュカ
https://www.facebook.com/aoyagi.izumiko/photos/a.254620001375935.1073741828.254614134709855/672451759592755/?type=3

アップルミュージックでアルゲリッチ×バレンボイム春の祭典をなんとか見つけて聴いている。
ぞくぞくするスリリングな演奏、ピアノはまさに打楽器。早めに並んで左側最前列を占める所存。

アップルミュージックは予習宝庫。ライブこそ音楽の神髄。

人生は取り合わせパターン

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ライブは来月、まだだいぶ先なのに今朝もシュッツ「十字架上の七つの言葉」を聴く、英独対訳歌詞を見ながら。
そして今度はビルスマ→無伴奏チェロ5番。
ビルスマの語りがすこしは身に沁みこんで来る。

カンタータBCJ巻31に突入。今朝はとりあえず2曲。
第91番『褒め讃えられよ、イエス・キリスト』BWV91 
第101番『私から取り去ってください、主よ、まことの神よ』BWV101 
いずれもコラールカンタータの傑作。ドイツ語歌詞がちんぷんかんぷんなのに何故かしらわかった気になる、オモロイなあ、


そしてまたビルスマ、今度は無伴奏6番。言葉がないのにあるような錯覚が、またはコラールの旋律が響いてくるような。

ということで今朝の収穫。
シュッツ→カンタータビルス
明日もこのパターンを踏んでみよう。
まことに人生は取り合わせパターンなり。